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NASA72GX-Ⅱを28メガに改造する場合、親水晶とよばれる各6個の水晶を入れ替えるのがスタンダードです。
このNASA72GXシリーズに使われている水晶は、HC-25/Uというタイプのクリスタルです。
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昔は水晶といえばこのカタチでしたが、今ではなかなか一般的に売っていない型であり、さらに一般的でない周波数のため、NASAを28メガにする場合、おのずと特注というカタチになります。

有名どころだと、アルト電子、川崎電波研究所などありますが、
今回お願いしたのは、株式会社エヌエスアイというところです。
http://www.nsiharu.co.jp/parts/crystal.html

28.855MHzにも出られるようにするための水晶を発注しました。
上記ホームページから見積もり依頼を入れたら、社長さんらしき方から直々に電話がかかってきまして、かなり丁寧に対応してくださいました。
3rdオーバートーンについて何度も確認をされました。おそらくよくわからず注文する人が多いのでしょう。
無線の専門では無いが、色々な無線機の最適な水晶のノウハウをお持ちだそうで、NASA72GX-Ⅱについてもデータはあるとの事でした。
ただ、NASA機に使われているHC-25/Uというのはもう作っておらず、同じサイズだとHC-50/Uというものになると。
違いはケースの封入がハンダかカシメかという事だそうです。
よくある一般的なHC-49/Uなら2,000円だそうですが、HC-50/Uは200円アップの2,200円頂きたいと。
まあ200円の差ならと、HC-49/Uでもよかったのですが、こだわってHC-50/Uにて発注しました。
納期は3週間でした。

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届いた箱です。かわいい猫ちゃん。遊び心にあふれていますね。

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パッケージ状態です。

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かなりしっかり作られている印象です。勿論周波数もピッタリでした。

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左が今回発注のHC-50/U、右がNASA純正のHC-25/Uです。
大きさは全く同じで、NASAにポン付けです。

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STANDに28.305MHz帯が入っているので、NASAポジションに入れました。
(X.Cポジションは送信禁止改造しFCC帯受信クリスタルです。)

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納品書です。@2,200円

動作も問題なく28.855MHz帯にも出られるNASAになりました。
今回は歯抜けあり仕様で注文しましたが、余裕ができたら今度は歯抜け無しで815~995まで出られる仕様で注文してみようと思います。